デグーのお迎えやデグーを飼育するための食事(餌)について

デグーを飼った初日からノートに記録していたものを思い出しながらできる範囲でブログにも書いていきたいと思います。

Degutopia(http://www.degutopia.co.uk/)など英語文献も参考に勉強中です。
デグーについての情報はあやふやなことも多かったり誤情報も飛び交っていたり、ペットショップ店員もよくわかっていない点が残念ですが、私が調べに調べまくったなるべく客観的な真実を記していきたいです。

デグーを飼育するきっかけ

家族の買い物に付き合っていて、ホームセンターに行ったのがきっかけでした。
もともと去年までハムスターを飼っており、小動物がいるお店に行くと必ず立ち寄っていました。初めてそのホームセンターの小動物コーナーへ行ったのですが、そこに可愛いデグーがいたのです。その日はただ見ていただけなのですが、どうしても気になって翌日に我が家に来ることになりました。
名前は「ハル」と名づけました。♂、去年の9月生まれで生後半年ちょっとです。もともと単独飼育で、我が家でも単独飼育です。

(↓ケージの外よりブログ用にパシャリ↓)

デグーの主食について 〜餌、食事〜

まずホームセンターにて購入した時にはバランスフードPROデグーセレクションを食事として飼われていました。欲しいと思った翌日にハルをお迎えしたので、デグーの餌についての知識も不足してました。店員さんは「デグーセレクションはあまり食べない」と言っていましたが、今思うとミックスフード中心の食生活をハルがしていたと思うとゾッとします。。。とりあえずその時はあまり急に食事は変えないほうがいいだろうと思いバランスフードPROデグーセレクションを買いましたが、バランスフードPROについてはすぐに与えるのをやめました

ハルが来てからいよいよ本格的にデグーについて調べ始め、デグーを飼う上で恐い病気は不正咬合(ふせいこうごう)や糖尿病ではないかと推察しました。適当な食事をデグーに与えて度重なる通院生活になっては費用もかさみますし、なによりデグーが可哀想です。事前にわかること、やれることはやっておくことは大事だと思います。糖尿病は人間でも苦しんでいる人の多い病ですよね。デグーは糖を分解する能力に長けているわけではない、これは真実なんだろうと思いました。ただ、糖尿病になりやすいというわけでもないということもあるようです。人間でも同じですが、この手の病気は食生活がとても大事です。そしてミックスフードやデグーセレクションばかり与える生活は糖尿病まっしぐらだと判断しました(デグーセレクションを中心に食べていたらまだ良いのですが、当然ミックスフードばかり好んで食べる、たとえるならミックスフードはジャンクフードのようなもの)。

飼育2日目あたりで草食としてのデグーの身体の性質を考えるようになりました。
いったい最適な食生活はなんなのだろうと。ハルには人間に慣れて欲しいので手乗りにしてコミュニケーションはしたいし、だとしたらおやつを手で与えながらならしていきたい、、、とかいろいろ考えました。

結論として、デグーの主食としてはチモシーを与えるべきだということです。簡単に言うと栄養がしっかりとれてヘルシーであり、デグーの主食足りえて糖尿などへの対策にもなる、最もスタンダードな餌だと思います。そしてさきほど言いました不正咬合への対策にもなる、ということです。デグーは歯が伸び続ける生き物なので、チモシーのような牧草をしっかり奥歯も使って噛むことで歯の伸びすぎを抑えます。かじり木などでは奥歯の伸びは抑えられません(ちなみにデグーの歯は20本、つまり私たちが目に見える歯だけではなく奥の歯があります)。

おすすめのチモシー(パスチャーチモシー

チモシーには1番刈りや2番刈りがあり、刈り取りの時期を示しているようです(1番刈りのほうが2番刈りに比べて早く刈り取り、栄養が豊富でかたい)。デグーの個体によっては2番刈りのほうがよく食べることがあるなど様々なようですが、ハルには1番刈りのパスチャーチモシーを与えています。他にも、チモシーを刈り取ったのが新しいかどうか(1番刈りや2番刈りの区別ではなく、年度)などもありますし、生産国が異なったりもします。
チモシーについては一度買うとそれほど減りが早いというほどでもなく、現状ハルが食べてくれているので良しとしている、という感じです。つまり、数々のチモシーを比較あるいは試してパスチャーチモシーに行き着いたわけではなく、評判が良さそうなチモシーだったので与えました。
【後日記】
パスチャーチモシーの1番刈りはハルにとってはけっこう硬いみたいで、やはりバクバク残さず食べるという感じではないです。ホームセンターにハルがいた時は牧草を食べる習慣がないことも影響してると思います。チモシーを食べるのに慣れていないデグーには三番刈りから試してみるか、チモシー以外の牧草も食べさせてみるのがいいかもしれません。1番刈りは食べなくても3番刈りは食べる可能性が高いので、徐々に慣らしていくのはありですね。

次に試してみたいと思っている評判のチモシーはこれです。いいらしいです。
【27年度産新刈り】牧草市場 スーパープレミアム チモシー 1番刈り 牧草 500g (うさぎ・モルモットなどの牧草)

【後日記】
牧草おまけ付きの牧草市場カナダ産プレミアムチモシー1番刈り牧草★お試しサイズ100gを購入。おまけに三番刈りが入っていたので与えてみるとさすがの食いつき。三番刈りを試すいい機会になりました。感謝感謝。



デグーのおやつ、副食について 〜餌、食事〜

最初に考えたのは、チモシーを主体にして、デグーセレクションをおやつ、副食として与えようかと思いました。しかし、そこで気になるのはやはり糖分デグーセレクションにもそれ相応の糖分が含まれているということを知って、果たして副食としてデグーセレクションは正しいのかどうかわからなくなってきたのです。しかし一方で、植物の葉にも糖分は含まれており、生き物として生活する以上は糖分は避けられないという結論になりました。極端な方向性はダメだということですね。野生のデグーも葉や茎や根なども食べているようです。

デグーセレクションは糖分という点では仕方なく、しかし他の栄養素を効率よく摂ることができるという点もあるので、手渡しで渡すというようなおやつ的使い方はありかなと思っています。ハルがホームセンターで飼われている時はデグーセレクションすらおそらくほとんど食べていませんでしたが、本来デグーセレクションは食べやすくなっているフードだと認識しています。デグーセレクションすら食べないほどの高カロリー生活はデグーの健康には適さないと思われます。他にもデグープラスなども考えましたし、糖分の少ないモルモット用のペレットも考えましたが、そもそもがペレットありきの食生活にする必要なんてあまりないのです。野生では粗食に耐える生き物です。


今私がおやつとしておすすめするのは植物の葉です。
植物の葉に含まれる糖分は人工のものとは違い、至って自然な量であり、おやつとして与える程度で糖分過多になるとは考えにくいです。おやつを与える時、大事なことはデグーの健康と、人の心に後ろめたさがないことだと思います。これを与えたら糖分が多すぎるんだよなと思いながら与えるのは精神的に辛くなります。その点、植物の葉はデグーの病気対策や栄養面でも非常に優れているように感じます。


私が与えたことのある(現在進行形で与えている)葉

桑の葉】糖尿病の予防・改善,血糖値上昇の抑制
那須高原の手摘み桑の葉

香りが良くとても食いつきがよいです。おやつとして喜んでくれてなおかつ糖尿病予防にもなるって素敵。


ブロッコリーの葉】ビタミンCやカルシウム、葉酸など豊富
そのまんま天日干しブロッコリーの葉

これも香りが良い。開けた瞬間ほわっと美味しそうな匂いがして、ハルが飛んできます。


【パパイヤの葉】ビタミンCなど豊富、人間にも抗がん作用があるらしい
そのまんま天日干し パパイヤの葉


とりあえず今日はここまで。ケージについてや他にデグー関連の記事を更新していくつもりです!
お読みいただきありがとうございました!これからもよろしくお願いします!



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